かつてOpcode Visionというシーケンサソフトがあった。わたしがコンピュータ用のシーケンサソフトとして使った初めてのソフトでもある。かつてというのはOpcode社がギターで有名なGibson社に買収され、やがて歴史の渦の中に消えていったからである。
わたしはVisionの後にEmagic(現在はApple) Logic、そして現在ではAbleton Liveへと移っているのだけど、そのたびにVisionは使いやすかったという記憶がふと浮かんでくるときがある。ネットでもVisionはおおむねよい評価が多い。現在でも愛用してる人もいるようだ。
Visionは使いやすかった、という事は思い出すのだけど、では具体的にどう使いやすかったかと言われると、思い出せない。記憶が美化されているのか、それとも初めて使ったソフトなので比較対象がなかったからなのか。
また動かしてみたいとは思ったりするのだが、もう既にVisionが動くマシンが手元にない。その当時68K CPUだったMacintoshも現在ではPower PCを経過してIntel製になっている。OSも当時はOS7だったのがOSXになってメジャーアップデート5回目だ。
Visionのソフト自体は現在ここからダウンロードできる。フリーと紹介しているサイトもあるが、件のページを見る限り禁止されない限り掲載するというスタンスのようだ。まあ、使用するにあたっては自己責任という事か。