Touch The Air

12/18の日曜日に、妻の主催する「子どもの音楽会」でKinectを使ったインタラクティブな音楽作品の発表を行いました。 手を叩くと音が鳴るように、空間に触れると音が鳴る、挙動が音になる。そういった、触覚ではなく、音によるフィードバックによる空間と身体のインタラクションだ。それは、空間を楽器にしてしまおうという試みでも...

Exploring Into SuperCollider 6

前回までにClock(TempoClock)によってトリガーを発生させ、そのタイミングでコマンドをシンセサイザノードに送信することによって演奏を行うことが可能だと言うことを見てきた。 ただ、その操作はローレベル過ぎて、確かに可能なのだけど、毎回このような基礎の部分から行わないといけないとなると面倒だ。おそらく、プログラ...

Exploring Into SuperCollider 5

前回は実際にサウンドの生成を行っているサーバscsynthを離れて、クライアントであるsclang側でのシンセサイザコントロールのさわりの部分を見てみた。 SuperColliderにはClockというクラスがあり、その機能はトリガーをかけて欲しい時間を登録しておき、トリガーのタイミングで行いたい処理を実行すれば良いと...

Exploring Into SuperCollider 4

前回までのところで、シンセサイザを作り(SynthDef、Synth)、そのラッパクラス(Synth)を使いクライアント(sclang)からサーバ(scsynth)を操作できるというところまでたどり着いた。 SynthDefのコンストラクタの2つめの引数ugenGraphFuncで渡される関数オブジェクトの引数が、すな...

Exploring Into SuperCollider 2

前回はUGenを中心としてSuperColliderの世界への探求を試みてみた。今回はその上位構造となるSynthDefを見ていこうと思う。 SuperColliderはクライアントサーバ型アーキテクチャであることは既出のことなのだけど、SynthDef、そしてSynthがこの二つの間にかかった橋だと言えるだろう。UG...

How to run OpenMusic on OSX

12音技法での対位法の扱いを調べている時にWikipediaに載っていた、 現在の代表的な自動作曲ソフトウェアとして、フランス国立音響音楽研究所IRCAMが開発したOpenMusicが挙げられる。このソフトウェアの説明書に付属するチュートリアルの初歩段階に、十二音技法の音列各種を自動生成する練習課題がある。 自動作曲 ...

Exploring Into SuperCollider

少々前よりSuperColliderをいじっている。SuperColliderというのは、あえて説明することもないぐらいの有名どころなのだけど、主に音楽・音響記述に長けたプログラミング言語環境だ。音響系といってもDSPなどのストリームプロセスを書くというよりは、むしろ、ノードの接続を記述してシンセサイザーをつくり、それ...

Music Paper Again

またしても、五線紙の話題だ。 持ち運びするポケットノートとしてはMoleskineが大きさ的にも丈夫さ的にも良い感じと思っている。丈夫といっても、あまり開いたり閉じたりを繰り返しすぎると背表紙が割れてくるのだけど。Moleskineは五線紙のバージョンも出していて、前にも書いたと思うのだけど、9×14センチの...

A toy piano in my pocket

この週末に簡単なPianoアプリをiPhone用に作っていた。売り出すためというのではなく、最近移動が多く移動に時間を多く費やしている妻のニーズに応えようと思ったのだ。 もちろん、多くの有料・フリーを問わずそういったアプリがすでに数多くAppStoreに登録されているのは知っていたのだが、作ってみたくなったというのと、...